小佐々院長のコラム

子どもの予防矯正第一人者 Dr.小佐々 睛夫

『小佐々(こささ)院長のコラム』にて子どもの歯並びについて情報発信しています。子どもの予防矯正第一人者が、他では聞けない最新の情報をご提供しています。是非ご覧になってください。

  • 2014/01/27
  • 乳幼児期

母乳の力

母乳には赤ちゃんが育つために必要な栄養素(乳糖や脂肪、たんぱく質、カルシウム、ビタミン、ミネラルなど)が過不足なく含まれていて、赤ちゃんの腎臓や肝臓、消化器官などに負担をかけないような構成となっています。母乳は赤ちゃんにとって消化がよく、乳児が必要とする栄養素を満たしていて、赤ちゃんにとって最高のバランス食品なのです。

 

●母乳には赤ちゃんの免疫力を上げる物質を含んでいます

子どもが将来アレルギー体質になりにくくします。
母乳は病気に対する抵抗力を強めてくれることから、「最初の予防接種」とも呼ばれています。特に、産後2~3日に分泌される「初乳」には分泌型免疫グロブリン(SIgA)と呼ばれる免疫体が豊富に含まれています。これが腸の粘膜に広がり細菌やウィルス、アレルギーの原因となる異種たんぱくの侵入を防いでくれるのです。

●母と子のスキンシップ、母性愛をつくります

たとえ母乳が出なくても乳首を吸わす事が大切です。
母親の腕にしっかりと抱かれることで赤ちゃんは安心し、心身の発達によい影響を与えます。また、自分の要求を聞き入れてもらえることで自分に自信をもち、 信頼する心も芽生えます。抱っこして、目を見て、語りかけながらおっぱいを飲ませるという「授乳」という行為はママと赤ちゃんの絆をより深めてます。

●歯並びを良くし、脳への刺激します

母乳を飲むためには、顎や舌などをたくさん使わないといけません。このおっぱいを吸うということが顎の発達を促し、さらには脳の刺激となり全体的な発育にいい影響を与えます。
顎発達は、咀嚼力の発達とともに正しい歯並びを作る基礎になります。

●乳幼児突然死症候群(SIDS)の発症率が下がります

監修者情報
監修者情報

院長 小佐々 晴夫(こささ はるお)

1967年 九州歯科大学 卒業
1969年~ Dr.Daryl Beachに師事
1971年~1976年 Dr.Beach研修コース インストラクター
1975年~ 現在地に小佐々歯科診療所 開設
1995年~ 子どもの咬合を考える会の設立
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