『小佐々(こささ)院長のコラム』にて子どもの歯並びについて情報発信しています。子どもの予防矯正第一人者が、他では聞けない最新の情報をご提供しています。是非ご覧になってください。
- 2015/12/04
- 小学生
不正咬合
みなさんこんにちは。
京都市北区、北山の小佐々歯科の小佐々康です。
前回は、咬み合わせが異常な子ども達がびっくりするぐらいいること、
しかしそれは将来抜歯をしたり、顎を切ったりする「矯正」を「予防」することができる!
と書きました。
もう何回も言いますが、ほんとにかみ合わせが悪い子は多いです。
「この子が永久歯にすべて生えかわった時は大変だな…」
と思ってしまう子が何人もいました。
中には、そこからしっかりとよく噛む習慣をつけたりいろいろな癖を直したりして、矯正治療を受けずに綺麗な歯並びになる子はいると思います。
ですが、そういうことは指摘されないとなかなか直りませんし、見ぬくことは知識がないとわかりません。
やはり、
「ちょっとこの子の歯並びが気になる」
となれば、一度専門家である私達、歯科医師に見せていただきたいのです。
当院は診査ではなく「相談」という形でも大いに結構です。
是非お気軽にお尋ねください。
さて、前置きが長くなってしまいましたが、
今日から
不正咬合ってなに?
というところを書こうと思います。
いろいろ種類はあるので一つ一つ紹介していきたいと思うのですが、
本日は総論からいきます。
まず「不正咬合」とは、
つまり、
咬み合わせ(「咬合」と言います)が
良くない(「不正」と言います)
ということです!!
そのままですね。笑
言葉にすれば本当にそのままなのですが、
上下の真ん中がずれていたり、歯と歯が重なっていたり、受け口になっていたり、出っ歯になっていたり、、、
これは本当に十人十色というか、子どもたち一人一人にいろんなケースがあります。
では、これはみんな「遺伝的」なものなのでしょうか
もしくは、「日本人は顎がどんどん小さくなっている」と言われていたことがありますが、そのように今の子どもたちにはどうしようもないものなのでしょうか。
それは、全く違います。
ほとんどの子どもたちは顎が小さくなっているわけでもなく、遺伝的な子も一部に過ぎません。
では、いったい何が原因なのか。
それはほとんどが「態癖・悪習癖」なんです。
「態癖・悪習癖」と難しく書きましたが、つまりは子どもたちのいつもの癖、姿勢などの生活習慣のことです。
日頃、何気ない行動が、成長期真っ只中の子どもの軟らかい顎の骨がどれだけ影響されるかを皆さんに是非知っていただきたいと思います。
そして中でも非常に重要なのが
- 舌の癖・位置
- うつぶせ寝(もしくは横向き寝)
- 呼吸の方法
の3つであると僕は思います。
(他にもたくさんあるので、先生によっては異なるものを挙げられるかもしれません。)
ではこの3つを次回から少しずつ説明していきます。

院長 小佐々 晴夫(こささ はるお)
1967年 九州歯科大学 卒業
1969年~ Dr.Daryl Beachに師事
1971年~1976年 Dr.Beach研修コース インストラクター
1975年~ 現在地に小佐々歯科診療所 開設
1995年~ 子どもの咬合を考える会の設立
院長紹介ページはこちら
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