小佐々院長のコラム

子どもの予防矯正第一人者 Dr.小佐々 睛夫

『小佐々(こささ)院長のコラム』にて子どもの歯並びについて情報発信しています。子どもの予防矯正第一人者が、他では聞けない最新の情報をご提供しています。是非ご覧になってください。

  • 2015/12/08
  • 小学生

舌の大切さ 2

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

みなさんこんにちは。

京都市北区、北山の小佐々歯科診療所、小佐々康です。

 

すっかり寒くなりましたね。

この時期の北山通りは空気も澄んで、散歩するのが本当に気持ちいいです。

僕はこの歳で趣味は散歩なので、毎日テンションが上がっています。

 

さて、今日は前回の続き、「舌」がいかに大切であるか、歯列にどう影響があるのかを述べていきたいと思います。

 

前回に、舌は舌骨にくっついている筋肉であり、どこかを拠り所(支え)にして舌骨をぐいっと持ち上げる。それが上顎の「スポット」と呼ばれるところにあたっていればいいけれど、どこにあたるかは舌の自由だと述べました。

 

その舌の位置がどう歯列に影響してくるのか!

 

今日はそこに触れていきたいと思います。

 

まず、舌が「スポット」に当たっていればどんな良い事があるか

から説明します。

 

 

人は何かを飲み込む時に舌が舌骨を持ち上げますが、

その時に、舌は舌骨だけを持ち上げるならそんなにわけないのですが、舌骨には上下左右にいろんな筋肉がくっついています。

 

 

ですので、舌がそれらを一回持ち上げるのにはすごく大きな力がいるんです。

 

 

そして、その力の拠り所をどこにするか

前回にもお話ししたように、宙に浮きながら、つまり、舌がどこにもつかない状態で飲み込もうと思っても無理なんですね。

 

 

必ず支えが必要なんです。

 

 

そして、その支えとなる拠り所には、それと同等の力がとかかっている。

 

つまり、飲み込む時に舌がくっついている場所(支えとなっている場所)にはものすごい力が加わっている!

ということです。

 

 

それが上顎の「スポット」であれば

 

上顎にぐーっと力が加わりますので、舌が上顎が成長するのを助けてくれる

 

のです。

 

人は一日に、多い人で2000回ぐらい飲み込む動作をすると言われています。

 

 

その都度、上顎をぐっぐっと押すわけです。

上顎がどんどん大きくなるのもわかりますね。

 

 

それに加えて、舌が「スポット」にあたる癖をつけておけば、

鼻呼吸をしやすくなったり、

体のバランスがとれるようになったり、

舌小帯がいい長さになったり…

 

本当に良いことばかりなのです!

 

 

 

 

では、

もしその舌が「スポット」からずれて前歯の方についてしまう癖があれば

 

 

その力が前歯のほうにどんどん力が加わってしまいます。

 

 

前歯を矯正で動かそうとする時にどの程度の力が必要なのか。

ある論文では

1.7g

とありました。

 

 

 

 

では舌はどれだけの力が働いているか

 

それは500g以上です。

 

矯正の300倍ですよ!なんか笑ってしまうぐらいの違いですが。

 

そんな力が1日に2000回も前歯にかかってしまいます。

 

 

それだけの力が働くと、

当然前歯は前に押され

 
 
「開咬」という不正咬合になってしまいます。
このコラムに張り付いている写真の症例のようなもので、舌が前歯の間からこぼれていますね。
 

 

これが不正咬合の一つの原因です。

 

どうでしょうか。

普段そんなこと何も気にしていなかったという方もいらっしゃると思いますが、

一度、お子さんの飲み込む時にお口はどうなっているか

を見てあげてください。

舌が前歯の間から少し見えていたり、

唇に異常に力が入っていたり

また、前歯が大きく前に傾いていたりしていないでしょうか。

 

もし、そのようなことがあれば、それは舌の癖(舌癖)が原因であるかもしれません。

 

 

 

 

 

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