『小佐々(こささ)院長のコラム』にて子どもの歯並びについて情報発信しています。子どもの予防矯正第一人者が、他では聞けない最新の情報をご提供しています。是非ご覧になってください。
- 2017/07/27
- 小学生
姿勢と噛む回数
みなさんこんにちは
京都市北区 北山 小佐々歯科診療所の小佐々康です。
猛暑が続きますが、皆様は体調を崩されていないでしょうか?
京都の夏は本当にムシムシしており、夜の不快度は日本のトップレベルではないかと思います…
しかし、夏は開放的になれるのと、祇園祭、花火などイベントごとがたくさんありますよね。
特に静かな公園(自分はよく宝ヶ池公園に行くのですが)で聞くヒグラシの鳴き声はすごく情緒を感じます。
猛暑と言って過ごしづらいですが、やっぱり1年の中には夏がないとなと感じる今日このごろです。
さて、今日はタイトルにありましたとおり、姿勢と噛む回数の関係です。
皆様やお子さんは普段はどんな姿勢でご飯を食べてらっしゃるでしょうか?
片噛みはやめましょうとか、肘をついて食べないでとか、食事に関するクセの注意事項はたくさんありますが、そのクセの根本には「姿勢」が原因になっていることが多いです。
以下のデータを見てみて下さい
このデータは「おむすび咀嚼実験」と言って、おむすびを食べる時に足がどうなっていると噛む回数にどう影響するかという実験です
正座
足接地
足ぶらぶら
の3種類にわけられており、被験者48人にそれぞれこの3種類でおむすびを噛んでもらった。その結果が
正座:平均92回
足接地:平均77.8回
足ぶらぶら:平均65.8回
という結果でした。
つまり足をぶらぶらさせていると噛む回数が減ってしまう!
ということです。
足が違うとどうなのか?
これは姿勢に関係してきます。
足をぶらぶらさせているのと正座をしているのとでは
背筋の伸び方
に大きな違いがあらわれてきます。
正座をしていると自然に背筋は伸び、足がぶらぶらだと自然と背中は丸まってきます。
なのでお子さんに
「ご飯は背筋をピシっとして食べなさい!」
と注意する前に、
あれ、足はちゃんと床についているかな?
とみてあげてください。
これだけで姿勢は自然によくなってくる場合があります。
それでも丸まっているようならしっかり注意してあげてください。笑
噛む回数とは咀嚼筋が発達するかに直結します。
また、咀嚼筋がしっかり発達しないと顎の骨は十分に大きくなりません。
不正咬合の予防はよく噛むこと!!
それには食べる姿勢が大事というお話でした。
それでは今日はこのあたりで失礼します。
もしお子さんの歯並びで気になることがおありでしたら、是非当院までご相談ください。
小佐々歯科診療所
〒603-8054 京都府京都市北区上賀茂桜井町105
075-721-5511

院長 小佐々 晴夫(こささ はるお)
1967年 九州歯科大学 卒業
1969年~ Dr.Daryl Beachに師事
1971年~1976年 Dr.Beach研修コース インストラクター
1975年~ 現在地に小佐々歯科診療所 開設
1995年~ 子どもの咬合を考える会の設立
院長紹介ページはこちら
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